2020年7月21日火曜日

小荷物専用昇降機(フロアタイプ)にぴったりのカゴ台車

小荷物専用昇降機(フロアタイプ)にぴったりのカゴ台車が販売されているそうです。それが千葉県にある株式会社五常さまが販売されている「天使のカゴ台車」です。


法律の話にはなりますが、小荷物専用昇降機のカゴ面積は、建築基準法により1㎡以下かつ高さ1.2m以下と決められています。そういったことから、フロアタイプの小荷物専用昇降機にカゴ台車を載せることが難しい背景がありました。

(設置に関する法令/エレベーター・簡易リフト・小荷物専用昇降機)https://aiwaok.jp/law


この「天使のカゴ台車」は高さ1.1mで造られており(外寸:W850×D650×H1100㎜)、小荷物専用昇降機にもちょうど収まるようになっています。これにより、今まで台車等で行っていた作業もカゴ台車を使用することができます。

もともとは、女性やシニアの方が働きやすくなる様に考えて作られた商品で、側面を折りたたみコンパクトにすることができますので、車に乗せたり台車を移動させる際も便利です。


もしご興味があれば、株式会社五常さまにお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
https://daishaya-gojoh.com/item/kdgo-1018/


2020年4月17日金曜日

大阪メトロでは、エレベーターの増設に取り組まれています

今回は、大阪メトロの様々な情報をYouTubeで届ける「MetroNews」についてご紹介します。

第28弾の内容は、エレベーター設置についてでした。


大阪メトロでは、エレベーター・エスカレーターの整備を含め、駅施設のバリアフリー化を進められています。



2010年には、全国の鉄道事業者に先駆け、全133駅でエレベーターによるワンルートの整備を完了されています。

ワンルートとは、地上からホームまで階段を使わずに移動できるルートのことです。

確かに、大阪メトロのどの駅を利用しても、地上からホームまでエレベーターを使用して移動できるイメージがあります。



また、大阪メトロは駅の経路改善のため、エレベーターの増設に取り組んでいるそうです。

2024年までに、18駅でエレベーターを増設し、バリアフリールートを増やす取組みを進められています。



また動画にて、エレベーターをどのように設置しているか紹介されています。(1:10辺りから)

エレベーターを設置する前の準備や、工事の様子などもイラストと写真付きで作られているので分かりやすいです。

約5年かけてエレベーターは、計画を立てるところから完成まで行っているそうです。



いつもは気軽に使用しているエレベーターですが、設置について知ると、よりありがたさが分かりますね。


2019年11月1日金曜日

小荷物専用昇降機のインバーター制御について



小荷物専用昇降機に搭載されている”インバーター制御”は、使用を安全かつ快適にするためのお手伝いをします。


インバーター制御とは”周波数変換制御”ともいい、インバーターを用いてモーターの回転数などを連続的に切り替え制御することです。これにより、小荷物専用昇降機を安心安全に利用できます。

インバーター制御を行うことなく、突然に運転を停止してしまうと、かご内に乗せているものの状態に影響が出たり、モーターやワイヤーロープなどの寿命にも繋がります。

エレベーターのインバーター(VVVF)について


下記に、インバーター制御によるメリットをご紹介します。

料理・飲み物をこぼさず、素早く運べる

インバーター制御にすることで、「動くとき」「止まるとき」の衝撃が少なくなります。

これにより飲み物やスープを最大分速でこぼすことなく素早く運べます。なめらかな始動や停止をおこなうことで、荷物にやさしく、荷崩れの心配も少なくなります。

具体的なインバーター制御の方法として、近接スイッチを使用しています。昇降路内にある、このスイッチを経過することでインバーターに加速・減速の指示を出します。



停止位置が一定で、スムーズに荷物を取り出せる

積載荷重の量に影響を受けることなく、停止位置を一定にさせられます。(誤差±3mm)

インバーター制御することなく停止させれば、積載荷重によってかごの着床レベルが変わる可能性があります。徐々にかごを停止させるので停止位置を固定できます。

なめらかな始動や停止なので、モーター音も静か

自然な始動や停止を行うため、巻上機のモーター音も静かです。

また、リレー制御方式ではなくマイコン制御方式を採用しているため、バチッバチッという耳ざわりな作動音がなくなります。

エレベーター制御盤のリレー制御方式とは?

機械にやさしく、長く製品を使える

インバーター制御により、スムーズな電気の受け渡しを行えるので、省エネルギー化が図れます。

また、電子サーマルによる過負荷の防止や、高頻度開閉サーシによる消耗防止など、製品を長く使用していただける仕組みがあります。


2019年7月10日水曜日

エレベーター制御盤のリレー制御方式とは?




リレー制御方式とは「継電器」と呼ばれる、回路の電力の断続に伴って別の回路の接点を開閉する装置を使用した制御方式です。



昔はエレベーター制御盤で使用する制御回路に、リレー制御方式が採用されていました。

これは手作業で制御回路を構築するもので、多大な費用と労力がかかっていました。また運転のたびにバチバチと大きな機械音がなることも問題の一つでした。

それがIC(集積)回路が現れたことでマイコン制御となり、機器設定、回路設計などの労力が激減しました。



また、電磁接触器による制御方式もあります。

これは電磁石により操作される接触器で、サーマルリレーなど、電動機、電熱装置その他の主回路を入切するために使用されます。


2019年5月27日月曜日

単相100V、200Vと三相200Vの違い(弊社昇降機の場合)


電気を送る方法は、単相100V、単相200V、三相200Vの3種類あります。


一般家庭で主に用いられるのは「100V単相」です。

単相は、1種類の電気を2本の電線で送電する方法です。

一般家庭の多くの電化製品に使用する電源が100V単相です。


また単相には、100Vと200Vの電圧があり、用途によって使い分けます。

多くの場合、単相100Vが使われますが、近年では家庭用のパワフルな家電製品が増えたことで、単相200Vが選ばれることもあります。

単相200Vを使用する場合、100Vとコンセントの形状が異なるため、別途工事が必要です。


三相200Vは主に工場などで用いられ、「動力」とも呼ばれます。

三相は、周期をずらした3種類の電気を3本の電線で送電する方法です。

動力用・送電用の大きな電力で、産業用機械などの大きな機械に使用します。


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弊社の昇降機でもご紹介いたします。

弊社の小荷物専用昇降機(コンパクトタイプ)の場合は、単相200Vでご提案しています。

ご希望があれば、三相200Vでもご使用いただけるように変更可能です。


2019年5月13日月曜日

ブルーリフトの過負荷制御装置

ブルーリフトの過負荷制御装置は、モーターに異常があれば反応し、回路を遮断する安全装置です。


具体的には、ブルーリフトの制御盤にあるサーマルリレーが、モーターに過電流が流れると作動し、モーターを損傷から守ります。

サーマルリレーとは:
サーマルリレーは、回路に過大な電流が流れた際の温度上昇により、回路を遮断する装置。



例えば 「荷物がひっかかってかごが動かない」等の異常があった際、過負荷制御装置が働き、モーターに電流が流れなくなり停止します。

他にも、下記のような場合が考えられます。
・最大積載質量を超えた積載をしている状態
・動作時の異常により、電源が入ったままかごが動かない状態


また、モーターには負荷時間率として、通電時間と停止時間の1サイクルが決められています。

これらを適正に守って使用することが大切となります。


2019年2月20日水曜日

ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則をご存知ですか?

この法則は、アメリカの損害保険会社で安全技師の仕事をしていたハインリッヒ氏が導き出した法則です。


「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には、29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件もの「傷害のない事故」があるというものです。

<1対29対300の法則>ともいわれています。

ハインリッヒは、300件の「傷害のない事故」の背後には数千の不安全行動や不安全状態があることも指摘しています。




労働災害が発生する原因は、労働者の不安全行動のほか、機械や物の不安全状態(事故が発生しうる状態)があると考えられています。

不安全行動は不安全状態の9倍もあり、労働災害のうち、98%は予防可能であるともいわれています。


厚生労働省では、不安全行動の類型として以下12項目を、不安全状態として8項目を上げています。

【労働者の不安全行動】
1:防護・安全装置を無効にする
2:安全措置の不履行
3:安全な状態を放置
4:危険な状態を作る
5:機械・装置等の指定外の使用
6:運転中の機械・装置等の掃除、注油、修理、点検等
7:保護具、服装の欠陥
8:危険場所への接近
9:その他の不安全な行為
10:運転の失敗(乗物)
11:誤った動作
12:その他

【機械や物の不安全状態】
1:物自体の欠陥
2:防護措置・安全装置の欠陥
3:物の置き方、作業場所の欠陥
4:保護具・服装等の欠陥
5:作業環境の欠陥
6:部外的・自然的不安全な状態
7:作業方法の欠陥
8:その他

出典:【厚生労働省】職場の安全サイト:不安全行動


また、ハインリッヒの法則における「損害のない事故」は”ヒヤリ・ハット”とも呼ばれており、この情報をできるだけ把握し、未然に防いでいくことが必要となります。

その際には、厚生労働省が出されているヒヤリ・ハット事例が役立ちますので、一部をご紹介します。

○簡易リフトに水産食料品を積んだ手押し台車を入れ、のぞき込みながら可動ボタンを押して頭をはさまれそうになった

【業種】
水産食料品製造業

【作業の種類】
貨物用エレベーター(簡易リフト)による荷降し

【ヒヤリ・ハットの状況】
水産食料品加工済の製品パレット6枚(1枚重量約15㎏で計90㎏)を台車に積んで貨物用エレベーター(簡易リフト)に載せ、リフト内をのぞきながら運転ボタンを押したため頭部が挟まりそうになった。

【原因】
・身体を搬器に半分入ったまま操作ボタンを押した。
・安全装置(身体が簡易リフト内にあるときは、搬器、ドアが動かない)が不十分であった

【対策】
・貨物用エレベーター(簡易リフト)の安全装置の完備と定期点検(始業点検、月例、年次検査)を実施する
・重要な取扱い方法を明示し、その実施を徹底する


出典:【厚生労働省】職場の安全サイト:ヒヤリ・ハット事例

ハインリッヒの法則は、数字そのものではなく、事故と災害の関係を示す法則として、いまでも十分に活用できる考え方です。

こうした法則や事例を活用しながら、危険を把握し、災害の防止に繋げていきたいですね。