※ロープ式エレベーターとは、エレベーターの種類の一つです。私たちが、マンションやビル、商業施設で見かける多くのエレベーターは、ロープ式となります。
次の図を見てください。少し分かりにくいかもしれませんが、「カウンターウエイト」と「人が乗り降りするカゴ」が巻上機を介してつり合っています。
▲ロープ式エレベーターの構造
つまり、カウンターウエイトとは、カゴとのつり合いを取るための"重り"の役割をしています。
カウンターウエイトがあることで、少ないエネルギーで効率的にエレベーターを駆動することができるのです。
カウンターウエイトの重さは「かご+定格積載量の半分」で設計されています。
ゆえに、エレベーターに誰も乗っていない場合は、カゴが自動的に上がることになります。(通常は、巻上機のブレーキが働いているので、勝手には上がりません。)