2014年5月12日月曜日

巻上機に故障・不具合が生じたときの症状

巻上機とは、昇降機(エレベーター・簡易リフト・小荷物専用昇降機等)のカゴを動かす装置です。
巻上機がワイヤーロープを巻上げ、ワイヤーロープに繋がっているカゴを動かします。

主な症状としては「カゴと床の間に段差ができる」「異音」「振動」「油漏れ」などが挙げられます。




その中でもよくお問合せを頂く異音について簡単に解説します。

異音の原因の一つとして巻上機の不具合が考えられます。

昇降機・エレベーターの昇降速度は巻上機の減速機によって制御されています。
この減速機の歯車と歯車に隙間ができると震えが発生して、異音が鳴ります。
※自転車のブレーキ時にキーキーと音が鳴る現象と似ています。


「異音がなっている状態で使い続けるとどうなるのでしょうか?」
異音がなっている状態で使い続けると巻上機のブレーキが滑ったり、噛み合い、ディスクブレーキが潰れる可能性があります。

ディスクブレーキが潰れた後に修理を依頼すると、修理費が高額になります。


突然発生する異音は昇降機・エレベーターの危険信号です。初期症状・トラブルはすぐに対応することをおすすめします。