2015年11月19日木曜日

【事例】荷物用リフトのワイヤーロープを取替~ガタガタと音がする

先日、当社ホームページを見た長崎県のTカステラ店様より、10年以上使用している荷物用リフトの修理依頼がありました。

不具合の症状は、ガタガタと音がする。

調べてみると、ワイヤーロープが素線切れを起こしており、これが異音の原因となっていました。

素線切れは、ワイヤーロープの破断に繋がるため、早めの取替をする必要があります。

【取換前】


【取替中の様子】

【撤去したワイヤーロープ】
こちらが撤去したワイヤーロープです。
錆は目立っていないので、ぱっと見たときは異常がないと思いますが、よく見ると素線切れを確認できます。

【新しいワイヤーロープ】
今回、取り替える予定の新しいワイヤーロープです。

【取替後】
ワイヤーロープの取替が完了しました。

建築基準法で定めるエレベーターの点検回数

建築基準法で定める"エレベーター"を設置した後は、「定期検査」と「保守点検」の両方を実施する必要があります。

では、法令では、年何回必要となっているのでしょうか?

【答え】
定期検査は、おおむね 年1回または年2回
保守点検は、使用頻度に応じて

ちなみに、定期検査とは、建築基準法第12条で定められている検査です。
この検査では、"有資格者"が国土交通大臣が定めた検査項目を確認します。

また、保守点検とは、建築基準法第8条で定められており、エレベーターが正常に動いているかチェックすることです。
この点検では、"専門業者"が点検項目を確認します。

エレベーターの点検については、『エレベーターの定期検査と保守点検の違い』で詳しく解説していますので、ご確認ください。

2015年11月4日水曜日

江戸時代・偕楽園に設置された日本最初のエレベーター

出典:偕楽園

日本最初のエレベーターは、なんと1842年(天保13年)"江戸時代"に設置されています。

場所は、茨城県水戸市にある水戸藩第9代藩主・徳川斎昭が造園した日本庭園「偕楽園(かいらくえん)」です。

→ 偕楽園は、金沢市の兼六園、岡山県の後楽園とならぶ「日本三名園(にほんさんめいえん)」に数えられています。約13ha(3平方キロメートル)の園内には、約百品種・三千本の梅が植えられています。

このエレベーターは、手動のつるべ式となっており、食事などを運ぶために用いられていました。

つるべ式は、「かご」と「オモリ」を吊り合わせて、少ないエネルギーで効率的にエレベーターを駆動するシステムです。

2015年11月2日月曜日

エレベーターの「ペットボタン」って、一体なんなの?

最近のエレベーターには、「ペットボタン」というものが存在するようです。

こちらが、例のペットボタンです。なんとなく、押したくなりますね・・・。

んで、このボタンがどのような機能かと言いますと

犬や猫など"ペットが好きな人が押す"ボタン!

ではなくて・・・他の階でエレベーターを待っている人に「ペットと一緒に乗っていますよ」と知らせるためのボタンです。

最近は、ペット可のマンションが増えてきているようですが、そのマンションに住んでいる人が全員犬や猫などのペットが好きという訳ではありません。

なかには、犬アレルギー、猫アレルギーの人やちょっと苦手だなという方も住んでいます。

だから、ペットと一緒に乗っているよ。苦手なら気をつけてね。と知らせているのですね。

ペットボタンの動き

ちなみに、東芝エレベーターのペットボタンの動きについて解説すると、

1、「ペット専用ボタン」を押す
2、5秒以内に行き先階ボタンを押す

これで、各階にペット同伴を通知できるようです。

2015年10月27日火曜日

深夜、マンションのエレベーターが勝手に動き出す・・・

深夜2時頃、だれも乗っていないはずのエレベーターが勝手に動き出す・・・

不気味で怖い・・・

もしかして、心霊現象?ホラー?と思っている方もいらっしゃるのではないだろうか。

実は、最近のエレベーターには、利用者の少ない時間帯(夜間や早朝)に遠隔でテスト走行をさせ、正常に動いているかを診断する「遠隔監視による保守」を行っているケースがあります。

この遠隔監視により、収集・蓄積されたデータにより、エレベーターの「不具合の早期発見」や「部品の交換時期」を知ることができます。

また、一定時間が経過したら、かごが設定した階に移動する「基準階復帰機能」を持つエレベーターもあります。

2015年10月26日月曜日

油圧式エレベーターのパンタグラフ式とは

油圧式エレベーターには、「直接式」「間接式」「パンタグラフ式」の3種類があります。

今回は、パンタグラフ式について、紹介していきたいと思います。

パンタグラフは、玩具のマジックハンドを想像していただければ分りやすいと思います。

油圧式エレベーターのパンタグラフ式とは、油圧でアームを伸縮させて、かご(昇降)を昇降させるものです。
工場や倉庫などに設置されていることが多いようです。


2015年10月19日月曜日

11月10日「エレベーターの日」凌雲閣に日本初の乗用エレベーターが設置


一般社団法人 日本エレベーター協会は、11月10日を「エレベーターの日」と制定しています。

なぜ、この日が「エレベーターの日」なのでしょうか?

それは、1890年(明治23年)に日本初の乗用エレベーターが東京都浅草千束町の凌雲閣(りょううんかく)に設置されたからです。

凌雲閣は、12階建ての塔です。そのため、「浅草十二階」とも呼ばれ、開業時には多くの人で賑わったようです。

エレベーターは、この塔の1階から8階に設置されていました。開館時のエレベーターの人気は、とても高かったようです。

今やエレベーターは、マンションや百貨店、駅、個人住宅など、あらゆる場所に設置されており、私たちの生活に必要不可欠な存在といっても良いでしょう。

今から、100年以上前に人が乗れるエレベーターが日本に設置されていたと考えると、なんだか凄いことですね!