段差ができる原因は、いくつかありますが、主な原因としては以下のとおりです。
1、巻上機のブレーキ制御の不具合
2、制御の不具合
3、構造が古い
では、エレベーターの段差を放置しているとどうなるのでしょうか?
エレベーターの段差を放置していると、人が転倒する事故に繋がるのはもちろんのこと、
場合によっては、扉が開いたまま動き出し、人が挟まる事故に繋がる可能性があります。
人が挟まる事故は、非常に危険です。
扉が開いたまま動くことを「戸開走行」といいます。
戸開走行を防止するためには、「戸開走行保護装置(UCMP)」の導入をおすすめします。
戸開走行保護装置とは、国土交通大臣の認定を受けた安全システムです。
公共賃貸住宅でのエレベーター戸開走行事故(人がエレベーターと天井に挟まった事故)が発端となり、平成21年9月28日に建築基準法が改正さました。
巻上機のブレーキを2重化させることで、エレベーターのカゴと天井に人が挟まる事故を未然に防ぎます。