2015年2月12日木曜日

レール素材・レールサイズ エレベーター

かごと釣合おもりの昇降路内の位置を規制し

かご自重や荷物が必ずしもかごの中心に

ないことによる偏荷重を受け止め、さらに

非常止めが作動した時の垂直荷重を保持

するためガイド・レールが設けられる。

その目的から、字形のものが一般的に

使用されるが、非常止めの必要がない

小荷物専用昇降機や簡易リフト、建設用

リフトなどでは山形鋼や溝形鋼なども

使用される。

レールサイズ

レールサイズは日本では、仕上加工前の

素材の1m長当り質量の近似ラウンドナンバー

を冠し「○○キロレール」と呼称している。

形レール 公称 8・13・18・24・30 キロレール

などが使用される。

なお、小容量のエレベーターの釣合おもり側レール

や間接式油圧エレベーターのプランジャーのガイド

レールでは鋼板をロール成形したものも使用される。


また、各レールには使用範囲が定められているが

例えば18キロレールでは少々弱いが24キロレール

まで上げるのが不適切な場合、レールの背に補助

鋼材を添付して強度を上げる方法をとることもある。

これを「バッキング」という。