2015年2月12日木曜日

機械室設置方法・機械室寸法 エレベーター

機械室は昇降路の直上部に設けられるが例外的に、昇降路の上部横方向に設ける

横引駆動方式や、下方の横方向に設けるベースメント方式がある。

又、近年では巻上機を小型・薄型化して昇降路内に設置する機械室なし

(マシンルームレス)エレベーターが普及している。


【機械室の寸法】

機械室の面積が狭いと、機械の配置が困難なばかりかメンテナンスにも支障をきたすので

原則的に昇降路の水平投影面積の2倍以上としなければならない。

又、機械室には所要の設備以外のものを設置し又は置いていないこと。


機械室は床面から天井又ははりの下端までの垂直距離が2m以上(60m/min)であり、柱又は壁面

から巻上機制御機器は保守管理上に差し支えない寸法で少なくとも30cm以上の距離が

あるように設計されているはずである。