2021年2月16日火曜日

エレベーターに関わるグッズをご紹介

 今回のエレベーターブログでは、エレベーターにおけるグッズやサービスなどをご紹介させていただきます。


エレベーターのボタンなどで使用できるマルチタッチツール

こちらを利用することにより、不特定多数の人が触れる場所に触ることなく操作ができます。エレベーターのボタンやタッチパネルに直接触れることなく、エレベーターの呼び出しや階の移動をすることができます。



本物のエレベーターボタンを使ったキーホルダー

実際にエレベーターの操作盤や表示機などを手がけられている会社様が受験生向けの合格祈願グッズとして発売されました。販売にあたっては、神社での祈とうも済まされているそうです。



プロジェクトでエレベーター内に映像を投影するメディア

「エレシネマ」は、プロジェクトを用いてエレベーター内に映像を投影するプロジェクション型メディアで、ニュースや天気予報、スポンサー広告を始めとして、ビルオーナー配信情報などの様々なコンテンツの投影が可能なようです。(横浜市初)



今回ご紹介させていただいた事例以外にも、特徴的なグッズやサービスがありましたら、またお伝えさせていただきます。


2020年12月10日木曜日

非接触のエレベーターって?


昨今のコロナ禍によって、生活様式が変化してきています。それは、エレベーターの乗り方にもいえることです。


実際にエレベーターを利用される中で、特にボタン部分の衛生面が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。



そんな中、フジテックさんが非接触ボタンのエレベーターを販売されました。


非接触ボタンのエレベーターとは、タッチする必要がないタッチレスのボタンが搭載されたエレベーターのことです。



赤外線ビーム式のセンサーを用いた「非接触ボタン」に手をかざすと、エレベーターを呼ぶことや、行き先フロアを指定することができます。


ボタンに触らず操作できるので衛生的といえます。また操作手順は、通常のボタン式とほぼ同じのため、簡単に操作できるそうです。


現在は、フジテック製のエレベーター「エクシオール」の有償オプションや、既存エレベーター向けにも販売されています。


「タッチレスでの乗降・かご内の混雑度情報の表示を実現」

既設エレベータ向けに「非接触ボタン」を販売開始



また、日立製作所さんと日立ビルシステムさんが、LINEを活用してエレベーターを呼び出し、ボタンに触れずに別の階に移動できる機能を公開されました。


非接触でエレベーター利用 LINEで呼び出し―日立


LINEでの呼び出し機能は、利用者がエレベーター横にある掲示されたQRコードをスマートフォンで読み込み、アカウント登録し操作するそうです。


その他、ゲートに設置されたカメラで乗る人の顔を識別し、行先の階を自動的に指示するシステムなども販売されているそうです。



今後さらなる非接触の商品や、新たな生活様式に対応した機種が生まれてくるかも知れませんね。


弊社ではこのような機種の販売はありませんが、メンテナンスの際にボタンの消毒をさせていただくなど、微力ではありますが、感染拡大防止の取り組みを行っております。


また、複数の従業員の方が手で荷物の上げ下げを行うことに比べれば、昇降機を設置することで非接触に近づけることもできます。一度ご検討いただければ幸いです。



2020年7月21日火曜日

小荷物専用昇降機(フロアタイプ)にぴったりのカゴ台車

小荷物専用昇降機(フロアタイプ)にぴったりのカゴ台車が販売されているそうです。それが千葉県にある株式会社五常さまが販売されている「天使のカゴ台車」です。


法律の話にはなりますが、小荷物専用昇降機のカゴ面積は、建築基準法により1㎡以下かつ高さ1.2m以下と決められています。そういったことから、フロアタイプの小荷物専用昇降機にカゴ台車を載せることが難しい背景がありました。

(設置に関する法令/エレベーター・簡易リフト・小荷物専用昇降機)https://aiwaok.jp/law


この「天使のカゴ台車」は高さ1.1mで造られており(外寸:W850×D650×H1100㎜)、小荷物専用昇降機にもちょうど収まるようになっています。これにより、今まで台車等で行っていた作業もカゴ台車を使用することができます。

もともとは、女性やシニアの方が働きやすくなる様に考えて作られた商品で、側面を折りたたみコンパクトにすることができますので、車に乗せたり台車を移動させる際も便利です。


もしご興味があれば、株式会社五常さまにお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
https://daishaya-gojoh.com/item/kdgo-1018/


2020年4月17日金曜日

大阪メトロでは、エレベーターの増設に取り組まれています

今回は、大阪メトロの様々な情報をYouTubeで届ける「MetroNews」についてご紹介します。

第28弾の内容は、エレベーター設置についてでした。


大阪メトロでは、エレベーター・エスカレーターの整備を含め、駅施設のバリアフリー化を進められています。



2010年には、全国の鉄道事業者に先駆け、全133駅でエレベーターによるワンルートの整備を完了されています。

ワンルートとは、地上からホームまで階段を使わずに移動できるルートのことです。

確かに、大阪メトロのどの駅を利用しても、地上からホームまでエレベーターを使用して移動できるイメージがあります。



また、大阪メトロは駅の経路改善のため、エレベーターの増設に取り組んでいるそうです。

2024年までに、18駅でエレベーターを増設し、バリアフリールートを増やす取組みを進められています。



また動画にて、エレベーターをどのように設置しているか紹介されています。(1:10辺りから)

エレベーターを設置する前の準備や、工事の様子などもイラストと写真付きで作られているので分かりやすいです。

約5年かけてエレベーターは、計画を立てるところから完成まで行っているそうです。



いつもは気軽に使用しているエレベーターですが、設置について知ると、よりありがたさが分かりますね。


2019年11月1日金曜日

小荷物専用昇降機のインバーター制御について



小荷物専用昇降機に搭載されている”インバーター制御”は、使用を安全かつ快適にするためのお手伝いをします。


インバーター制御とは”周波数変換制御”ともいい、インバーターを用いてモーターの回転数などを連続的に切り替え制御することです。これにより、小荷物専用昇降機を安心安全に利用できます。

インバーター制御を行うことなく、突然に運転を停止してしまうと、かご内に乗せているものの状態に影響が出たり、モーターやワイヤーロープなどの寿命にも繋がります。

エレベーターのインバーター(VVVF)について


下記に、インバーター制御によるメリットをご紹介します。

料理・飲み物をこぼさず、素早く運べる

インバーター制御にすることで、「動くとき」「止まるとき」の衝撃が少なくなります。

これにより飲み物やスープを最大分速でこぼすことなく素早く運べます。なめらかな始動や停止をおこなうことで、荷物にやさしく、荷崩れの心配も少なくなります。

具体的なインバーター制御の方法として、近接スイッチを使用しています。昇降路内にある、このスイッチを経過することでインバーターに加速・減速の指示を出します。



停止位置が一定で、スムーズに荷物を取り出せる

積載荷重の量に影響を受けることなく、停止位置を一定にさせられます。(誤差±3mm)

インバーター制御することなく停止させれば、積載荷重によってかごの着床レベルが変わる可能性があります。徐々にかごを停止させるので停止位置を固定できます。

なめらかな始動や停止なので、モーター音も静か

自然な始動や停止を行うため、巻上機のモーター音も静かです。

また、リレー制御方式ではなくマイコン制御方式を採用しているため、バチッバチッという耳ざわりな作動音がなくなります。

エレベーター制御盤のリレー制御方式とは?

機械にやさしく、長く製品を使える

インバーター制御により、スムーズな電気の受け渡しを行えるので、省エネルギー化が図れます。

また、電子サーマルによる過負荷の防止や、高頻度開閉サーシによる消耗防止など、製品を長く使用していただける仕組みがあります。


2019年7月10日水曜日

エレベーター制御盤のリレー制御方式とは?




リレー制御方式とは「継電器」と呼ばれる、回路の電力の断続に伴って別の回路の接点を開閉する装置を使用した制御方式です。



昔はエレベーター制御盤で使用する制御回路に、リレー制御方式が採用されていました。

これは手作業で制御回路を構築するもので、多大な費用と労力がかかっていました。また運転のたびにバチバチと大きな機械音がなることも問題の一つでした。

それがIC(集積)回路が現れたことでマイコン制御となり、機器設定、回路設計などの労力が激減しました。



また、電磁接触器による制御方式もあります。

これは電磁石により操作される接触器で、サーマルリレーなど、電動機、電熱装置その他の主回路を入切するために使用されます。


2019年5月27日月曜日

単相100V、200Vと三相200Vの違い(弊社昇降機の場合)


電気を送る方法は、単相100V、単相200V、三相200Vの3種類あります。


一般家庭で主に用いられるのは「100V単相」です。

単相は、1種類の電気を2本の電線で送電する方法です。

一般家庭の多くの電化製品に使用する電源が100V単相です。


また単相には、100Vと200Vの電圧があり、用途によって使い分けます。

多くの場合、単相100Vが使われますが、近年では家庭用のパワフルな家電製品が増えたことで、単相200Vが選ばれることもあります。

単相200Vを使用する場合、100Vとコンセントの形状が異なるため、別途工事が必要です。


三相200Vは主に工場などで用いられ、「動力」とも呼ばれます。

三相は、周期をずらした3種類の電気を3本の電線で送電する方法です。

動力用・送電用の大きな電力で、産業用機械などの大きな機械に使用します。


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弊社の昇降機でもご紹介いたします。

弊社の小荷物専用昇降機(コンパクトタイプ)の場合は、単相200Vでご提案しています。

ご希望があれば、三相200Vでもご使用いただけるように変更可能です。