エレベーターの安全装置の一つである"停電時自動着床装置"について、解説します。
停電時自動着床装置の働きは、閉じ込め事故を防ぐことです。
エレベーターは、電力供給されていないと、動くことはできません。
かご(乗場)が動かないのは、もちろんのことですが、電力供給がされていないと、扉の開閉もしなくなります。
日本は、他国と比較して、電力供給が安定しているといっても、地震や台風など、突然の自然災害時では、電力供給がストップする可能性があります。
停電時自動着床装置は、そんな停電時に活躍します。
停電時自動着床装置が付いているエレベーターでは、停電が発生すると、バッテリー電源に切り替わります。
その後、自動的に最寄りの階まで運転し、扉が開きます。