2014年4月4日金曜日

エレベーター故障事例(敷居溝のケース)


日常、何気なく使用しているエレベーターの扉の足下には、敷居溝と呼ばれる部分が
あるのを御存知でしょうか?

エレベーターの扉下には敷居となる部材が設けられ、自動開閉しても扉が外れない様
に溝が設けられています。これを敷居溝と呼び、扉の外れ止めガイドシューを挟み込む
役目もあります。

通常、エレベーターを使用する際はあまり関心の少ない場所ではありますが
 エレベーターの構造上では必要なものであり、又、故障の原因となる部分でもあります。

この敷居溝にゴミや埃や泥が溜ったりすると溝の幅が狭くなり、ガイドシューとの掛り代が
減少したり、扉がスムーズに開閉しなくなるため、エレベーター故障の原因となります。

通常、ビルやマンションの清掃業者や昇降機メンテナンス会社が敷居溝の清掃作業を
実施していますが、エレベーターに乗る時は、敷居溝に靴の泥や埃・自転車のカギなどを
落とさない様、注意しましょう。