2014年4月4日金曜日

エレベーターの地震対策

太平洋プレート、北米プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートの境界線付近に位置する日本は地震の多い国です。

その地震の多い日本では数多くの高層ビル、マンションが建てられており、その数だけエレベーターも存在します。

今後、大きな地震が発生すると大きな混乱が予想されます。
消防車や救急車が行き来し、道路も塞がれるかもしれません。

そんな時は、エレベーターに閉じ込められてから救出されるまでに時間がかかる可能性があります。


地震時に閉じ込め事故を防ぐことは重要です。
エレベーターの閉じ込め事故を防ぐ装置が地震時管制運転装置と呼ばれるものです。


地震時管制運転装置は、閉じ込め事故を防ぎ、エレベーターの被害を最小限に抑えることができます。


閉じ込め事故防止の仕組み
地震のゆれには、2つの波があります。
はじめのゆれはP波(初期微動)、あとに続く大きなゆれはS波(主要動)と呼ばれます。

地震時管制運転装置は、はじめの小さなゆれ「P波」を感知すると、大きなゆれ「S波」が来る前にエレベーターを最寄りの階へ自動停止し、利用者を避難させます。