エレベーターといえば、よくオフィスビルやマンションで利用する上下の階に移動するための乗り物です。
そんなエレベーターの常識を打ち破る"新世代のエレベーター"がドイツの鉄鋼大手ティッセンクルップが考案した「MULTI」です。
このエレベーターの凄いところは、上下だけではなく、横にも動くこと。
まずは、YouTube動画をご覧ください。
この新しいエレベーターの動力は、ワイヤーロープではなく、電磁石による"リニアモーター"。
ティッセンクルップによると、このエレベーターを採用することで、ビル設計の自由度が増し、輸送能力を最大50%拡大、エレベーターの設置床面積を最大50%削減できるようです。
ティッセンクルップのエレベーター世界シェアは、オーチス、シンドラーに続く第3位。
このエレベーターが実現し、エレベーター業界にイノベーションを起こすことができれば、一気に業界トップに躍り出る可能性があります。
現在は、エレベーターにより、ビルの外観・内装等の設計が制限されていますが、この制限がなくなれば、街の雰囲気も変わりそうですね。
今後、楽しみな技術です。