2014年4月4日金曜日

エレベーター故障事例 (ピット冠水のケース)

エレベーターの昇降路にはピットと呼ばれる、最下階の床に穴を掘った空間(スペース)があります。

ピット内には緩衝器、リミットスイッチ、ロープはり車、調速機などエレベーターに必要な機械が設置されています。

このピットに、台風やゲリラ豪雨などで雨水や泥が流れ込んできたりすることがあります。

ピット内に水が浸入すると、電気回路の絶縁抵抗が低下して回路がショートしたり、電気が漏電する恐れがあります。
 

また、水に浸された鉄製のレール・鉄骨は腐食によって金属疲労や折損が発生し、故障や事故に繋がります。

エレベーターをいつでも安全に使えるように、ピット内の定期的な点検やピット防水処置、エレベーターへの防水対策、又、豪雨が予測される時は土嚢などを準備するのも良いでしょう。