エレベーターの定格速度について解説します。
エレベーターの仕様などを見ていると出てくる単語「定格速度」
定格速度は、速度とは違うの?なぜ、速度と書かずに定格速度と書くの?と疑問に思うことがあるかもしれません。
JIS(日本工業規格)には、以下のように書かれています。
原動機の回転速度が定格回転速度に等しいときに、直径が指定された使用範囲の中位値の状態にある車輪をもつ車両が走行している速度。
何やら難しい言葉が並んでいますね・・・。
ということで、社内のエレベーター専門スタッフに聞いてみました。
簡単に記述すると
定格速度とは、エレベーターの最高速度です。
最高速度は、減速を開始してから停止するまでの距離を元に定められます。
つまり、エレベーターの高さによって計算されます。
もし、エレベーターの高さを無視して、高速運転をすると、減速しきれずに天井や床に衝突してしまいます。
3階建てのビルと50階建てのビルに設置されているエレベーターでは、
高さが違いますので、当然、設定される最高速度(定格速度)も変わってきます。