2014年10月27日月曜日

エレベーターに段差ができる

「エレベーターに段差ができる」というご相談をいただくことがあります。



段差ができる原因は、いくつかありますが、主な原因としては以下のとおりです。

1、巻上機のブレーキ制御の不具合
2、制御の不具合
3、構造が古い


では、エレベーターの段差を放置しているとどうなるのでしょうか?


エレベーターの段差を放置していると、人が転倒する事故に繋がるのはもちろんのこと、

場合によっては、扉が開いたまま動き出し、人が挟まる事故に繋がる可能性があります。


人が挟まる事故は、非常に危険です。





扉が開いたまま動くことを「戸開走行」といいます。

戸開走行を防止するためには、「戸開走行保護装置(UCMP)」の導入をおすすめします。


戸開走行保護装置とは、国土交通大臣の認定を受けた安全システムです。

公共賃貸住宅でのエレベーター戸開走行事故(人がエレベーターと天井に挟まった事故)が発端となり、平成21年9月28日に建築基準法が改正さました。

巻上機のブレーキを2重化させることで、エレベーターのカゴと天井に人が挟まる事故を未然に防ぎます。